Google Workspace vs Microsoft 365 徹底比較 – 中小企業はどちらを選ぶべきか?
- 樋口 理一
- 4月3日
- 読了時間: 12分

「うちはどっちを選べばいい?」迷っているあなたへ
会社のメールをクラウド化したい。 テレワークでファイル共有を便利にしたい。 でも、Google Workspace? Microsoft 365? どっち?
この悩み、多くの中小企業経営者が抱えています。
実は、中小企業の70%以上がクラウドメールを導入済みです。
もし、まだ導入していなければ、大きく遅れています。
そして、クラウドメールの選択肢は、事実上2つしかありません:
Google Workspace(旧:G Suite)
Microsoft 365(旧:Office 365)
「どちらも同じようなものでしょ?」 「安い方でいいんじゃない?」
いいえ、まったく違います。
選び方を間違えると:
使いこなせず、結局元に戻す
社員から不満が出る
移行に余計な時間とコストがかかる
今回は、Google WorkspaceとMicrosoft 365の違い、メリット・デメリット、料金比較、どんな会社にどちらが向いているか、移行の流れ、そしてベーシックシステムのサポート内容まで、すべてお伝えします。
衝撃のデータ:クラウドメール未導入企業は採用でも不利

データ1:中小企業の73%がクラウドメール導入済み
総務省の調査によると、従業員100人以下の企業の73%がクラウドサービスを利用しています。
その中でも最も導入率が高いのが「メール・グループウェア」です。
つまり、クラウドメール未導入 = 少数派です。
データ2:テレワーク実施企業の95%がクラウドメール利用
テレワークを実施している企業のうち、95%がクラウドメールを利用しています。
理由は明確:
どこからでもアクセスできる
ファイル共有が簡単
同時編集が可能
セキュリティが高い
クラウドメールなしでは、テレワークは成立しません。
データ3:求職者の80%が「クラウドツール利用」を重視
特に若い世代の求職者は、会社のIT環境を重視します。
「Gmailが使えない?」 「Excelファイルをメール添付でやりとり?」
それだけで、応募を避けられる時代です。
基本比較表 – 一目でわかる違い
項目 | Google Workspace | Microsoft 365 |
主要ツール | Gmail、Googleドライブ、スプレッドシート、ドキュメント、Meet | Outlook、OneDrive、Excel、Word、PowerPoint、Teams |
料金(1人/月) | 680円〜2,040円 | 750円〜2,750円 |
ストレージ | 30GB〜無制限 | 1TB〜無制限 |
使いやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
Officeとの互換性 | △(変換必要) | ◎(完全互換) |
カスタマイズ性 | △(シンプル) | ◎(高い) |
モバイル対応 | ◎ | ◎ |
サポート | メール・チャット | メール・チャット・電話 |
導入の容易さ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
Google Workspaceのメリット・デメリット

メリット1:シンプルで使いやすい
Google Workspaceの最大の特徴は、シンプルさです。
直感的なUI(ユーザーインターフェース)
迷わない操作性
学習コストが低い
「パソコンが苦手」な社員でも、すぐに使えます。
メリット2:Gmailの使い勝手の良さ
Gmailは、世界で最も使われているメールサービスです。
特徴:
強力な検索機能
自動分類(メイン・ソーシャル・プロモーション)
スパムフィルター精度が高い
ラベル機能で整理しやすい
プライベートでGmailを使っている人が多いので、違和感なく使えます。
メリット3:Googleドライブの共有機能
Googleドライブは、共有が圧倒的に簡単です。
例:
ファイルを右クリック
「共有」をクリック
相手のメールアドレスを入力
完了(3秒)
権限設定も簡単:
閲覧のみ
コメント可
編集可
メリット4:スプレッドシート・ドキュメントの共同編集
Googleスプレッドシート、Googleドキュメントは、リアルタイム共同編集が強力です。
できること:
複数人が同時に編集
リアルタイムで反映
誰がどこを編集しているか見える
変更履歴が自動保存
以前のバージョンに戻せる
「最新版はどれ?」問題が解消します。
メリット5:料金が明確でわかりやすい
Google Workspaceの料金プランは、シンプルで明確です。
個人向けプラン:
Business Starter:680円/月
Business Standard:1,360円/月
Business Plus:2,040円/月
わかりやすいので、予算が立てやすいです。
デメリット1:Excelの高度な機能は使えない
Googleスプレッドシートは、Excelの基本機能はカバーしていますが、高度な機能は使えません。
使えない機能:
マクロ(VBA)
複雑なピボットテーブル
高度な関数の一部
アドイン
Excelのマクロを多用している会社は要注意。
デメリット2:Officeファイルの互換性に注意
Google WorkspaceでExcel・Word・PowerPointファイルを開くと、変換が必要です。
問題:
レイアウトが崩れることがある
マクロが動かない
フォントが変わる
取引先とOfficeファイルをやりとりする頻度が高い場合は注意。
デメリット3:既存のWindowsサーバーとの連携が弱い
社内にWindowsサーバーがある場合、Google Workspaceとの連携はやや複雑です。
Active Directory(AD)との連携には、追加設定が必要です。
Microsoft 365のメリット・デメリット

メリット1:Excel、Word、PowerPointが使える
Microsoft 365の最大の強みは、本物のOfficeアプリが使えることです。
使えるアプリ:
Excel
Word
PowerPoint
Outlook
Access(一部プラン)
Publisher(一部プラン)
「使い慣れたOffice」がそのまま使えます。
メリット2:既存のOfficeファイルとの完全互換性
Microsoft 365は、当然ながらOfficeファイルとの互換性が完璧です。
レイアウト崩れなし
マクロも動く
フォントもそのまま
取引先とのファイルやりとりが多い会社に最適。
メリット3:Windowsサーバーとの連携
社内にWindowsサーバー、Active Directoryがある場合、Microsoft 365との連携がスムーズです。
ユーザー管理の一元化
シングルサインオン(SSO)
セキュリティポリシーの統合
既存のWindows環境を活かせます。
メリット4:Teams(ビデオ会議)が強力
Microsoft Teamsは、ビジネス向けビデオ会議ツールとして強力です。
できること:
ビデオ会議
チャット
ファイル共有
プロジェクト管理
外部ツール連携
Google Meetよりも機能が豊富です。
デメリット1:プランが複雑でわかりにくい
Microsoft 365の料金プランは、複雑です。
Microsoft 365 Business Basic
Microsoft 365 Business Standard
Microsoft 365 Business Premium
Microsoft 365 Apps for business
「どれを選べばいいの?」と迷います。
デメリット2:機能が多すぎて使いこなせない
Microsoft 365は、機能が多すぎるのも難点です。
結果:
使わない機能が多い
社員が混乱する
学習コストが高い
「高機能 = 使いやすい」ではありません。
デメリット3:やや高額
Microsoft 365は、Google Workspaceよりもやや高額です。
料金比較(1人あたり/月):
Google Workspace Business Starter:680円
Microsoft 365 Business Basic:750円
差額は小さいですが、従業員が多いと積み重なります。
こんな会社にはGoogle Workspace
パターン1:シンプルさを重視
「複雑な機能はいらない」 「シンプルで使いやすい方がいい」
→ Google Workspace
パターン2:Excelの高度な機能は不要
「マクロは使わない」 「基本的な表計算だけできればいい」
→ Google Workspace
パターン3:スマホ・タブレット活用が多い
「外出先からアクセスすることが多い」 「スマホでも快適に使いたい」
→ Google Workspace (モバイルアプリの使い勝手が良い)
パターン4:コストを抑えたい
「できるだけ安く導入したい」
→ Google Workspace (料金が明確で安い)
パターン5:スタートアップ・IT企業
「社員がITに詳しい」 「クラウドファースト」 「柔軟性重視」
→ Google Workspace
業種例:
IT企業
Webマーケティング会社
デザイン事務所
コンサルティング会社
小売業
こんな会社にはMicrosoft 365
パターン1:Excelのマクロを多用
「Excelのマクロが業務に不可欠」 「VBAで自動化している」
→ Microsoft 365
パターン2:Officeファイルとの完全互換性が必須
「取引先とExcel・Wordファイルを頻繁にやりとり」 「レイアウト崩れが許されない」
→ Microsoft 365
パターン3:Windowsサーバー環境がある
「社内にActive Directoryがある」 「既存のWindows環境を活かしたい」
→ Microsoft 365
パターン4:大企業との取引が多い
「取引先の多くがMicrosoft 365」 「Office形式でのやりとりが標準」
→ Microsoft 365
パターン5:製造業・建設業
「Excelで工程管理」 「CADソフトとOfficeの連携」 「現場でのタブレット利用」
→ Microsoft 365
業種例:
製造業
建設業
不動産業
会計事務所
法律事務所
料金比較(詳細版)
Google Workspace
Business Starter
料金:680円/月/ユーザー
Gmail(独自ドメイン)
Googleドライブ:30GB/ユーザー
Meet(ビデオ会議):100人まで
ドキュメント、スプレッドシート、スライド
向いている: 小規模事業者、基本機能のみ
Business Standard
料金:1,360円/月/ユーザー
Gmail(独自ドメイン)
Googleドライブ:2TB/ユーザー
Meet(ビデオ会議):150人まで、録画可能
共有ドライブ
向いている: 中規模企業、ファイル共有が多い
Business Plus
料金:2,040円/月/ユーザー
Gmail(独自ドメイン)
Googleドライブ:5TB/ユーザー
Meet(ビデオ会議):500人まで
セキュリティ機能強化
向いている: セキュリティ重視、大人数のビデオ会議
Microsoft 365
Business Basic
料金:750円/月/ユーザー
Outlook(独自ドメイン)
OneDrive:1TB/ユーザー
Teams
Web版のOfficeアプリ(Excel、Word、PowerPoint)
注意:デスクトップ版Officeは含まれない
向いている: Web版Officeで十分、基本機能のみ
Business Standard
料金:1,560円/月/ユーザー
Outlook(独自ドメイン)
OneDrive:1TB/ユーザー
Teams
デスクトップ版Officeアプリ(Excel、Word、PowerPoint)
向いている: デスクトップ版Officeが必要、標準的な使い方
Business Premium
料金:2,750円/月/ユーザー
Business Standardの全機能
高度なセキュリティ機能
デバイス管理
向いている: セキュリティ重視、デバイス管理必要
年間コスト比較(10名の場合)
プラン | Google Workspace | Microsoft 365 |
基本プラン | 8.2万円/年(680円×10人×12ヶ月) | 9万円/年(750円×10人×12ヶ月) |
標準プラン | 16.3万円/年(1,360円×10人×12ヶ月) | 18.7万円/年(1,560円×10人×12ヶ月) |
上位プラン | 24.5万円/年(2,040円×10人×12ヶ月) | 33万円/年(2,750円×10人×12ヶ月) |
Google Workspaceの方が年間2〜8万円安い
移行の流れと注意点

移行の7ステップ
STEP 1:現行メールのバックアップ(重要!)
やること:
全メールのバックアップ
連絡先のエクスポート
カレンダーのエクスポート
所要時間:1〜2日
STEP 2:ドメイン認証
やること:
DNSレコードの追加
ドメイン所有権の確認
所要時間:1日(DNS反映待ち)
STEP 3:ユーザーアカウント作成
やること:
全社員分のアカウント作成
メールアドレス設定
初期パスワード設定
所要時間:1〜2時間
STEP 4:メールデータ移行
やること:
既存メールの移行
連絡先の移行
カレンダーの移行
所要時間:1〜3日(データ量による)
STEP 5:DNS切り替え(メールサーバー変更)
やること:
MXレコードの変更
SPF、DKIM、DMARC設定
所要時間:1日(DNS反映待ち)
注意:この間、メール送受信に影響が出る可能性
STEP 6:社員向け説明・研修
やること:
ログイン方法の説明
基本操作の研修
質問対応
所要時間:2〜4時間
STEP 7:運用開始・サポート
やること:
問題発生時の対応
追加設定
定着支援
所要期間:1〜2週間
よくあるトラブルと対策
トラブル1:DNS切り替え時のメール途絶
原因: MXレコードの切り替え中、メール送受信が不安定になる。
対策:
金曜夜〜土曜に実施
事前に社員・取引先に通知
一時的な転送設定
トラブル2:古いメールが見つからない
原因: 移行時にメールの一部が漏れた。
対策:
移行前に念入りにバックアップ
移行後、数週間は旧メールも残す
移行ツールの選定が重要
トラブル3:社員が使い方がわからない
原因: 研修が不十分、マニュアルがない。
対策:
丁寧な研修実施
操作マニュアル作成
質問窓口の設置
費用比較(導入費用込み)
Google Workspace導入パッケージ
内容:
現行メールバックアップ
ドメイン認証
アカウント作成(20名まで)
メールデータ移行
DNS設定
社員向け研修(2時間)
操作マニュアル提供
2週間のサポート
料金:38万円
IT導入補助金活用後:実質約13万円
Microsoft 365導入パッケージ
内容:
現行メールバックアップ
ドメイン認証
アカウント作成(20名まで)
メールデータ移行
DNS設定
デスクトップ版Office設定
社員向け研修(3時間)
操作マニュアル提供
2週間のサポート
料金:48万円
IT導入補助金活用後:実質約16万円
年間ランニングコスト(10名)
Google Workspace Business Standard
月額:13,600円(1,360円×10名)
年額:16.3万円
Microsoft 365 Business Standard
月額:15,600円(1,560円×10名)
年額:18.7万円
3年間の総コスト(導入費用+ランニング)
Google Workspace
導入費用:38万円(補助金後13万円)
3年間のランニング:49万円
合計:62万円(補助金活用)
Microsoft 365
導入費用:48万円(補助金後16万円)
3年間のランニング:56万円
合計:72万円(補助金活用)
差額:10万円(3年間)
ベーシックシステムの導入支援サービス
私たちベーシックシステムは、Google WorkspaceとMicrosoft 365の導入をトータルサポートします。
サポート内容:
✅ 無料相談・比較診断
現状ヒアリング
どちらが向いているか診断
概算見積もり
✅ 導入前の準備
現行メールのバックアップ
ドメイン認証
アカウント設計
✅ データ移行
メール移行(過去5年分推奨)
連絡先移行
カレンダー移行
ドライブデータ移行
✅ 設定・構築
DNS設定(MX、SPF、DKIM、DMARC)
セキュリティ設定
グループ・組織設定
モバイルデバイス設定
✅ 社員向け研修
基本操作研修(2〜4時間)
操作マニュアル提供
Q&A対応
✅ 運用サポート
導入後2週間の無料サポート
トラブル対応
追加設定
✅ IT導入補助金申請サポート
補助金対象か確認
申請書類作成支援
実績報告まで一貫サポート
今すぐやるべき3つのチェック
チェック1:現在のメール環境を確認
□ 社内サーバーのメール
□ レンタルサーバーのメール
□ プロバイダーのメール
□ すでにクラウドメール
□ バラバラ(人によって違う)
バラバラの場合、今すぐ統一を!
チェック2:Excelの使用状況を確認
□ マクロ(VBA)を多用している
□ 複雑なピボットテーブルを使用
□ 基本的な表計算のみ
□ ほとんど使わない
マクロ多用 → Microsoft 365基本的な使用のみ → Google Workspace
チェック3:予算を確認
導入費用:38〜48万円
月額ランニング:1,360〜1,560円/人
IT導入補助金活用:実質1/3
今年度の予算で対応可能か確認を!
よくある質問
Q1: 途中で乗り換えることはできますか?
A: 可能ですが、再度データ移行が必要で、手間とコストがかかります。最初の選択が重要です。
Q2: 両方を併用することはできますか?
A: 技術的には可能ですが、管理が煩雑になるのでお勧めしません。どちらか一方に統一すべきです。
Q3: 既存のメールアドレスは変わりますか?
A: いいえ、同じメールアドレス(独自ドメイン)を使い続けられます。
Q4: 導入期間はどれくらいですか?
A: 通常2〜4週間です。データ量や社員数により変動します。
Q5: 社員が慣れるまでどれくらいかかりますか?
A: Google Workspaceは1週間程度、Microsoft 365は2〜4週間程度が目安です。研修とサポートがあれば、スムーズに移行できます。
Q6: セキュリティは大丈夫ですか?
A: どちらも非常に高いセキュリティレベルです。むしろ、社内サーバーよりも安全です。
Q7: 解約したらデータはどうなりますか?
A: 解約前にデータをエクスポート(ダウンロード)できます。ただし、解約後一定期間でデータは削除されるので、事前のバックアップが必須です。
まとめ:あなたの会社に合った選択を
Google Workspace:シンプル、安い、モバイル、基本機能
Microsoft 365:高機能、Office互換、Windows連携、製造業
中小企業の73%がクラウドメール導入済み
導入費用38〜48万円、IT導入補助金で実質1/3
選び方を間違えると、後で乗り換えが大変
最初の選択が重要
「どっちでもいいや」
そう思って決めると、必ず後悔します。
自社の業務内容、社員のITスキル、予算、将来の拡張性
これらを総合的に判断して、選びましょう。
迷ったら、まず無料相談を。
私たちベーシックシステムが、あなたの会社に最適な選択をサポートします。
▼ Google Workspace / Microsoft 365 導入の相談をしたい方へ
「うちはどっちが合ってる?」「今のメールから移行できる?」「費用はどれくらい?」
まずは無料相談から。どちらが向いているか診断、概算見積もりを無料で提供します。
株式会社ベーシックシステム東京23区の中小企業のDXを、親身にサポートします。
📞 0120-566-666(平日 9:00〜18:00)
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