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第7回: お客様が求めているのは「デジタル対応」です – Webとデジタルマーケティング

  • 執筆者の写真: 樋口 理一
    樋口 理一
  • 1 日前
  • 読了時間: 7分

「うちはBtoBだから、Webは関係ない」と思っていませんか?



「ホームページ?一応あるけど、10年前に作ったまま放置している」 「SNS?うちはBtoB企業だから、関係ないでしょ」 「デジタルマーケティング?そんな派手なこと、大企業がやることだよ」

こんな風に思っている経営者は、少なくありません。

でも、実はその考えが、大きなビジネスチャンスを逃している可能性があります。

前回までで、セキュリティ対策の重要性についてお伝えしました。今回は、DXの中でも「売上に直結する」部分、つまりWebとデジタルマーケティングについてお話しします。


BtoB企業こそ、Webが重要な時代


「うちは取引先が固定されているから、新規顧客を探す必要がない」

本当にそうでしょうか?

実は、BtoB企業の購買担当者の90%が、取引先を探す際にWeb検索を利用しているというデータがあります(日経BP調査、2023年)。

つまり、あなたの会社がどんなに優れた製品・サービスを持っていても、Webで見つけてもらえなければ、存在しないのと同じなのです。



変化した顧客の行動

昔:営業マンが飛び込みで訪問 → 会って話を聞く → 検討 今:まずWebで検索 → 複数社を比較 → 良さそうな会社だけに問い合わせ

つまり、営業マンが訪問する前に、勝負は既にWebで始まっているのです。


Webサイトの「見た目」で判断される現実



人は第一印象で判断します。それはWebサイトも同じです。

ある調査によると、Webサイトを見て3秒以内に、その会社の印象が決まると言われています。

古いデザイン、スマホで見づらい、情報が更新されていない...こういったWebサイトを見ると、訪問者は何を感じるでしょうか?

「この会社、大丈夫かな?」 「今も営業しているのかな?」 「時代に取り残されているんじゃないか?」

実際の会社の実力とは関係なく、Webサイトの見た目だけで、こう判断されてしまうのです。


実例:町工場がWebリニューアルで問い合わせ3倍


東京都内のある金属加工の町工場(社員12名)の事例をご紹介します。

この会社は、創業40年の確かな技術を持っていました。既存顧客からの信頼も厚く、リピート率は90%以上。

しかし、新規の問い合わせは年に数件程度。既存顧客の廃業や海外移転で、じわじわと売上が減少していました。

社長は「うちの技術を必要としている会社は絶対にあるはず。でも見つけてもらえていない」と感じていました。

そこで、15年ぶりにWebサイトをリニューアルしました。


変更点:

  • スマホ対応(以前はPC専用)

  • 事例写真を大量追加(どんな加工ができるか一目でわかる)

  • 製品紹介ページを詳細化(仕様、納期、価格帯を明記)

  • ブログで技術情報を発信(月2回更新)

  • 問い合わせフォームを見やすい位置に


1年後の結果:

  • 問い合わせ件数が年間6件 → 18件に(3倍)

  • そのうち成約率は約40%(7件の新規取引)

  • 新規顧客は全て「Web検索で見つけた」

  • 「他社より情報が詳しくて、信頼できると思った」という声


投資額は約80万円(Webサイト制作費)。でも、新規取引7件で、初年度だけで500万円以上の売上増。

社長は「もっと早くやっておけばよかった」と語ります。


中小企業が最低限やるべきWeb対策

では、具体的に何をすればいいのでしょうか。大げさなことは不要です。まずは以下の5つから。


対策①:スマホ対応

今やWebサイトへのアクセスの60%以上はスマホからです。スマホで見づらいサイトは、それだけで脱落します。

チェック方法: 自分のスマホで自社サイトを見てみてください。文字が小さすぎて読めない、横にスクロールしないと見られない、ボタンが押しにくい...こんな状態なら要改善です。


対策②:何をやっている会社か、3秒でわかる

トップページを開いて3秒以内に、「この会社は何をしている会社か」がわかるようにしましょう。

良い例: 「金属加工のプロフェッショナル 試作1個から量産まで対応」

悪い例: 「私たちは、お客様の満足のために、日々努力しています」(何屋かわからない)


対策③:連絡先が見やすい

驚くほど多いのが、「問い合わせ方法がわかりにくい」サイトです。

電話番号、メールアドレス、問い合わせフォームは、すべてのページから1クリックでアクセスできるようにしましょう。


対策④:実績・事例を載せる

「どんな仕事をしてきたか」を具体的に見せることが、信頼につながります。

守秘義務の範囲内で、「こんな業界のこんな製品に使われています」「こんな課題を解決しました」という情報を載せましょう。


対策⑤:定期的に更新する

最終更新日が5年前...では、「まだ営業しているの?」と思われます。

月に1回でいいので、お知らせやブログを更新しましょう。それだけで「ちゃんと活動している会社」という印象になります。


SNSは必要?不要?

「SNSもやった方がいいんですか?」とよく聞かれます。

答えは、業種と目的によるです。



SNSが効果的な業種:

  • 飲食店、美容室など一般消費者向けサービス → Instagram、Facebook

  • BtoC製造業(食品、雑貨など) → Instagram、X(旧Twitter)

  • 求人に力を入れたい → Instagram、X


SNSの優先度が低い業種:

  • 専門的なBtoB製造業

  • 取引先が固定されている業種


ただし、求人目的なら、どんな業種でもSNSは有効です。若い世代は、会社選びにSNSを活用しているからです。


デジタルマーケティング、何から始める?


「デジタルマーケティング」と聞くと難しそうですが、中小企業がやるべきことはシンプルです。


ステップ1:Googleビジネスプロフィール(無料)

Googleマップに自社を表示させるサービスです。これをやっていないと、地図検索で見つけてもらえません。

登録は無料で、30分もあれば完了します。


ステップ2:Google広告(少額から可能)

「金属加工 東京」「〇〇製造 依頼」などのキーワードで検索した人に、広告を表示できます。

月額3万円程度から始められて、効果測定も簡単。無駄撃ちせず、確実に見込み客にアプローチできます。


ステップ3:コンテンツマーケティング

ブログやコラムで、自社の専門知識を発信します。

例えば、金属加工会社なら「アルミとステンレス、どちらを選ぶべきか」といった記事。これを読んだ見込み客が、「この会社は詳しいな」と思い、問い合わせにつながります。


「丸投げWebマーケティング」という選択肢


「自分でやるのは無理」という方、安心してください。

Webサイト制作やデジタルマーケティングも、前回お伝えしたITサポートと同様、専門家に任せることができます。


プロに任せるメリット:

  • 最新のトレンドを反映したデザイン

  • SEO(検索エンジン最適化)対策が最初から組み込まれている

  • スマホ対応、セキュリティ対策も万全

  • 更新作業も代行可能

  • 効果測定とレポート


私たちベーシックシステムも、Webサイト制作のサービスを提供しています。

単に「きれいなサイトを作る」のではなく、「問い合わせが増えるサイト」を目指して制作します。


投資対効果を考える


「Webサイトのリニューアルに80万円...高いな」と思うかもしれません。

でも、考えてみてください。

新規顧客が1社増えれば、生涯取引額はいくらですか?製造業なら、1社あたり数百万円〜数千万円になることも珍しくありません。

Webサイトは、24時間365日働く営業マンです。一度作れば、5年、10年と使えます。

年間80万円の営業マンを雇うより、はるかに費用対効果が高いのです。


今日からできること:自社サイトを「お客様目線」でチェック


まずは、自社のWebサイトを「初めて見る人」の目線でチェックしてみましょう。

できれば、社員や家族など、第三者に見てもらって、以下を聞いてください:


  1. 「この会社は何をしている会社?」(3秒で答えられるか)

  2. 「問い合わせしたいと思ったら、どうすればいい?」(すぐに見つけられるか)

  3. 「この会社に依頼したいと思う?」(率直な印象)


その答えに基づいて、改善点を洗い出しましょう。


まとめ:Webは「あると便利」から「ないと困る」へ


  • BtoB企業の購買担当者の90%がWeb検索で取引先を探す時代

  • Webサイトの第一印象で、会社の信頼性が判断される

  • 町工場がWebリニューアルで問い合わせ3倍、新規取引7件を獲得

  • 最低限やるべき対策:スマホ対応、わかりやすさ、連絡先、実績、定期更新

  • デジタルマーケティングは、Googleビジネスプロフィールから始める

  • プロに任せれば、効果的なWebサイトが手に入る


かつて、Webサイトは「あると便利」なものでした。でも今は「ないと困る」ものになっています。

あなたの会社の素晴らしい技術やサービスを、必要としている人に届けるために。Webとデジタルマーケティングに、ぜひ取り組んでみてください。

次回は、「生成AI、中小企業はどう活用すべきか? – ChatGPTを業務に取り入れる」として、最新のAI活用法をお伝えします。


▼ Webサイトで新規顧客を獲得したい方へ 「今のサイトで問い合わせが来ない」「リニューアルを検討している」そんな時は、お気軽にご相談ください。


株式会社ベーシックシステム

東京23区の中小企業のDXを、親身にサポートします。

📞 0120-566-666(平日 9:00〜18:00)

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